ダイエットが痩せるための方法なら、デブエットは太るための方法です。太りにくい体質
の人が食生活や生活習慣を見直し、脂肪や筋肉をつけて体重増加を目指すのがデブエット
。
無理なダイエットで痩せると健康に害を及ぼすと言いますが、デブエットも同じように間
違った方法で体重を増価させたり太ったりするのは好ましくありません。
健康を意識しながら太ることが重要になります。間食や夜食はデブエットの基本ですが、
今回は「夜食」をテーマに太るコツをご紹介したいと思います。
夜食がデブエットに適している理由
なぜ「夜食を食べると太りやすくなるか」というと、それには「エネルギーの消費」と「
夜型タンパク質」が大きく関係しているようです。
夜はエネルギーの消耗が少ない
まず、人間は食事のとき、一時的に体温を高めてエネルギーを消耗しています。食べもの
を消化する際に内蔵が活発になり、「DIT(食事誘導性熱産生)」という熱が発生するか
らです。
朝はDITによるエネルギーの消耗が激しく、夜につれてエネルギーの消費が低くなる特徴
があります。エネルギーの消費が少ない夜の時間は、夜食を食べて太るのに適しているの
です。
また、血糖値を上げてエネルギーの消費を促す「副腎皮質ホルモン」も夜になるほど分泌
量が減少するため、あえてエネルギーの消費が少ない時間を狙って夜食を食べるのがデブ
エットのコツですね。
夜型タンパク質が増えやすい
人間は「BMAL1」というタンパク質をもっていて、このタンパク質は脂肪を体内に溜
める性質があります。そして、BMAL1が活発に働きだすのは夜です。
22:00から徐々に増え始め深夜2時~深夜3時がピークですから、この時間に夜食を食べれ
ば脂肪がつきやすく、痩せ体質の人でも効率的に太る効果が期待できます。
オススメの夜食は、カロリーが高めで炭水化物を多く摂取できる食品が好ましいです。お
菓子やジャンクフードなど栄養が偏る食品は好ましくありません。
・おにぎり・・・150グラムで252カロリー
・ピーナッツバターを塗った食パン・・・1枚で235カロリー
・バナナ・・・90グラムで77カロリー
・糖質入りのヨーグルト・・・100グラムで120カロリー
・ナッツ類・・・アーモンドは15グラム(10粒くらい)で90カロリー
大豆をのぞく豆類は糖質が高く、高カロリーな食材として有名です。しかも食べやすくて
、炭水化物やタンパク質、ミネラルが豊富で間食するには適した食品と言えます。
デブエットは適度な筋トレも必要!
せっかく太っても偏った脂肪のつき方で体型が崩れてしまうのは避けたいところ。
下半身だけ太ったり上半身に偏って太ったり、首周りやお腹周りだけに脂肪がついてしま
うとバランスが悪く理想的な体型と言えません。
バランスよく体型に太るためには、体内に脂肪を蓄積すると同時に筋肉もつけることがポ
イントになります。毎日の食事や太るサプリでタンパク質を摂取しながら適度に筋肉をつ
けましょう。
筋肉は脂肪より3倍の重量があります。全体的に脂肪と筋肉をバランスよく蓄積していく
ことで体型を引き締めながら体重を増やせるため、理想的な太り方が期待できるわけです
。
ただし、必要以上に筋トレするとカロリーの消費が増えてしまい太りにくくなってしまう
ので要注意。10分~15分くらいの軽い筋トレを1日2回する程度で問題ありません。
夜食の注意点
夜食はデブエットの基本。そして、夜食で太るコツは、太りやすい時間を狙って食べるの
が効率的です。デブエットのゴールデンタイムは22:00~夜中3:00ですよ。
ただし、夜食を食べるときは、寝る2時間前には食べ終わっておくこと。そうしないと胃
腸に負担をかけて、睡眠の質を妨げてしまうからです。
必ず22:00以降でなければダメというわけではないので、自分の生活リズムに合わせて夜
食を食べましょう。あまり遅い時間に食べると寝不足になってしまうので要注意。
また、夜食のメニューは消化しやすいものを選んでくださいね。効率的に太りたい人にと
ってデブエットは結果が出やすい手段です。
しかし、間違った方法で太るのは好ましくありません。健康を意識しながら太るように心
がけましょう。ポイントを参考にしながら、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか
。